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スクエニ クラウドゲーム企業「シンラ・テクノロジー」を設立

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スクウェア・エニックスは、クラウドゲーム事業を行う「シンラ・テクノロジー」(Shinra Technologies, Inc.)を設立すると発表した。スクウェア・エニックスがクラウドゲーミングに本格参入するものとみられる

元スクウェア・エニックスCEOの和田洋一氏がシンラ・テクノロジーの社長に就任するとのこと
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シンラ・テクノロジー 公式サイト

シンラ・テクノロジー・インク(本社:米国ニューヨーク州、代表:和田 洋一、以下「シンラ・テクノロジー」)は、本日、本格的に事業活動を開始することを発表しました。
当社は、クラウドゲームの独自技術を活用して、これまでになかった全く新しいゲーム体験の創出とゲーム産業の新しい生態系確立のための触媒となることを目指しています。
なお、本サービスに先立ち、ベータテストを、日米において2015年早期に実施する予定です。

シンラ・テクノロジーは、独自技術を核として、クラウドゲーム事業の運営を行う会社です。
データセンター、回線等、基盤を形成するパートナー企業に技術的支援を行うことでクラウドゲーム固有の環境を構築し、意欲的で優れた開発スタジオと密接に協力する中で新体験のゲーム開発を促し、同社がハブとなって、クラウドゲームとそれに付随したコミュニティサービスをお客様に提供します。

当社の技術を活用することで、現在のPCやゲーム機では不可能であったスーパーコンピュータ並みの性能をクラウドゲームで実現することができます。また、ゲームはクラウド上で動作し、フィードバックはストリーミングで行われるため、ゲームをプレイするための端末を選びません。
なお、ストリーミング配信であることに起因する不具合を回避するために、パートナー企業と回線について提携していく方針です。

シンラ・テクノロジーは、既に複数の優れた開発スタジオと交渉を開始しています。
 ユービーアイソフト社のCEOであるイブ・ギルム氏は、以下のように述べています。
「ゲームの未来に重要な役割を果たすのがクラウドである、と長年考えてきました。シンラ・テクノロジーが進む方向性に感銘を受けており、革新的なアーキテクチャと技術がもたらすものに期待します。」

我々は、この技術を活用してゲームを開発していただける、さらに多くの意欲的な開発者を求めています。技術的特性をじっくり議論する中で、これまで実現できなかった新しいゲームデザインに挑戦できればと期待しております。

具体的タイトル・ラインナップ等、サービスの詳細につきましては、確定次第、随時お知らせします。
また、ベータテストの詳細につきましても、別途お知らせする予定です。



なぜシンラ・テクノロジーを設立したのか
我々は以前よりクラウドゲームがゲームの未来だと考えてきました。処理能力がクライアントからデータセンターに移るのが自然な流れだと思っていたからです。しかしながら、その後出てきたクラウドゲーム会社は、皆クラウドならではの新しいゲーム体験を提供することなく、単にゲームをストリーミング配信していただけでした。クラウドの本質を掘り下げれば、ヴァーチャル・スーパーコンピュータとも言える無限の処理能力が提供でき、全く新しいものとなるはずであるにもかかわらずです。
我々は現状に失望し、自らクラウドゲーム・システムを開発する事を決意しました。そして、この技術でゲームの未来を皆様と共に切り拓いていきたいと考え、会社を設立しました。

ヴァーチャル・スーパーコンピュータとはどういう意味か
現状のクラウドゲームは、ゲーム機やPCをそのままデータセンターに移動させているだけです。せっかくゲームがサーバー側で処理されても、データセンター内の各サーバーは現状のゲーム機と同じ性能でしかなく、個別に独立したままです。

シンラ・テクノロジーの技術は、データセンター内のサーバーを一つの巨大な仮想ゲーム機に設計しなおしています。従ってサービス利用者が増えるほどスケールメリットが享受でき、極めて高い処理能力を効率的に実現する事が可能になります。
この能力がスーパーコンピューター並みであることから「ヴァーチャル・スーパーコンピュータ」と表現しました。

クラウドゲームとは何か
クラウドゲーム自体は、一般用語で、クライアント側ではなくデータセンター側(クラウド)で処理されるゲームを表しています。クライアント側がどんな端末であってもゲームがプレイできるのが特徴です。
シンラ・テクノロジーはサーバーの設計に着目しています。データセンターに設置された数千のCPUやGPUが利用できるという特性を最大限に活かし、単一のCPUやGPUでは到底不可能な能力を引き出すことを成功しました。お客様は、ハード本体を購入することなく、常時最新のスーパー・ゲーム機を持っているのと同じ体験ができるのです。

他のクラウドゲームの会社と技術的に何が違うのか
これまでのクラウドゲーム会社は、ゲーム処理がデータセンターに移る事から、ゲームをストリーミング配信するためのエンコーディング技術の強化に注力してきました。しかしながら、ゲーム処理そのものに変更を加えるという発想はありませんでした。
シンラ・テクノロジーは、単一サーバーでレンダリングできるゲームの数を劇的に増加できるリモート・レンダリングの技術開発に成功しました。ここを起点として更に、ゲームの処理(物理シミュレーション、AI、レンダリング等)をモジュール化し、各処理リクエストへの柔軟かつ効率的な対応を可能としました。
この我々の技術により、①ゲームストリーミングのコストを下げ、②処理能力を解放することにより全く新しいゲーム体験を提供することが可能になります。

どのようなインフラ環境を設定すればいいのか
我々の特許技術でコスト効率に直接影響するのが、ゲームのレンダリング(GPU)からゲームのロジック(CPU)を分離する技術です。
従って、双方を高速に相互接続し(RDMA等)、大規模なスケールで実行する必要があります。
どのようなネットワークが必要か?
クラウドゲームのビデオストリームはキャッシュできないため、可能な限りレイテンシ―を抑える必要があります。従って、インフラ・プロバイダーとユーザーが接続しているネットワークとの間に適切なピアリングが必要となります。

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