日本のゲーム実況配信(ニコ生)と海外のゲーム実況配信(Twitch)の違い はてなブックマーク - 日本のゲーム実況配信(ニコ生)と海外のゲーム実況配信(Twitch)の違い

PlayStation 4やXbox Oneのようなコンソールにもゲームの生配信機能が搭載されるように、今やゲームの生配信はポピュラーなものになっている。

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日本ではニコニコ生放送が、海外ではTwitchが人気の配信サイトとして知られているが、日本と海外ではどういった違いがあるのか簡単に紹介する。


海外はゲーム実況でも顔出し配信が多い


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Twitchではかなりのユーザーがカメラでゲームをプレイする自分の様子を同時に配信していることが多い。日本でもいわゆる顔出しはそれなりにあるものの、ゲーム実況に関しては顔出しはしないのが一般的かもしれない。

また、海外の大手のゲームメディアでもライターが出演してゲームについて語ったり、ニュースを紹介する動画をよくアップしているが、日本のゲームメディアがこういった動画をアップしているイメージは少ない。(4Gamerのマフィア梶田さんやファミ通のブンブン丸さんは除く)



オンラインゲームにおける他のプレイヤーへの配慮

ニコニコ生放送の場合、MMORPGなどのオンラインゲームでパーティプレイをする際に、配信をしていることを他のメンバーに予め伝えたり、他のプレイヤーの名前を隠してあげたりするユーザーが多いが、海外の場合そもそも配信されることを気にする人が少ないため、確認をとらずに配信しても怒る人はほとんどいない・・・はず。
海外のゲーム配信でもさすがにギルドチャットなどは隠すことが多いようだ。

このあたりは完全に個人の裁量で変わってくるが、MMOの海外サーバーでパーティ募集に配信のことが書いてあるのを見たことはない。



ゲーム実況配信の収益化


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ニコニコ生放送の場合個人の配信者はどちらかというとお金を払って配信を行うイメージだが、海外では無料の配信サービスが基本となっている。
Twitchでは一定以上の視聴者のいるユーザーチャンネルは、Twitch側とパートナーシップを結ぶことができ、広告や有料購読などで配信の収益化が可能となっている。
また、海外の場合は配信者に寄付ができるDonateボタンを設置している人も少なくないが、ニコニコ生放送の場合、配信ページを介してお金を払うとなんとニコニコ動画の運営の元へ行くという素敵なシステム・・・。
「寄付」に関しては日本と欧米では感覚がかなり違うというのもこの差が生まれる理由の一つだ。(Kickstarterなどが良い例)
海外ではゲーム配信をしてその間に集まった寄付金をさらに慈善団体等に寄付するというチャリティ配信が行われることもある。

ただし、ニコニコ生放送のユーザー放送にはTwitchのような全画面のコマーシャルは存在しないのでその部分のフラストレーションは感じない。



チャリティ配信 "Extra Life"


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収益化の項目でも触れたが、海外では寄付を募る配信も盛んで、有名なものとしては「Extra Life」と呼ばれるチャリティゲームマラソンが存在する。
日本でもゲームマラソンをする人はいるが、このExtra Lifeは24時間のゲーム実況をすることで、闘病生活を送っている子供たちに寄付ができるというもの。視聴者からの寄付も募集しており、毎年多くのゲーム企業や個人が配信をしており、多くの寄付が集まっている。
こういった慈善のためのゲーム配信というのは日本ではまだ少ない。

Extra Life 公式サイト



プロゲーマー


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Twitchではプロゲーマーが生放送をしていることがあるが、ニコニコ動画のように企業のチャンネルで配信が行われるわけではなく、個人でやっている場合が多い。
そもそも日本にはプロゲーマーが少ないが、ニコ生でGODSGARDENがプロゲーマーの配信をしていることがある。※GODSGARDENはTwitchでも配信をすることがある。
ニコニコ生放送ではストリートファイター等の格闘ゲームの生放送の人気が高いが、Twitchでは当然のごとくLeague of Legendsの人気が高い。(Twitchで東方や艦これの配信をしている外国人もいます)

Twitchはそもそもゲーム配信を主としており、各企業とも提携しているため、かなりの確率で何らかのゲームの大会やプロリーグの配信が行われている。LOLやDOTA2はプロの実況によってプロリーグが頻繁に放送されている。



ストリーミングサービスの違い

コミュニティ


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Twitchでの配信はニコニコ生放送に比べると横のつながりは少ない。逆にニコニコ生放送では横のつながりが強く、コミュニティ内に他のユーザーのコミュニティへのリンクを貼っている人も多いはずだ。
ニコニコ動画では生放送のページとは別に各ユーザーのコミュニティが存在し、コミュニティのメンバーになることができるが、これは単に視聴者を獲得するだけでなくユーザー同士の繋がりを強めているようだ。
手軽さを考えるとTwitchに比べてニコニコ生放送の方が固定視聴者の獲得が若干楽なのかもしれない。



画質

これは単純にニコニコ生放送のビットレートが低いというだけだが、Twitchでは720pや1080pのようなHD画質で配信することができる。
このため、ひとつの画面の中に配信映像を複数用意した多元中継をしている人をたまに見かける。



配信ページのカスタマイズ


Twitchは配信ページの背景を変えたり、画像を配置したり、リンクを設置したりすることができる。これにより、それぞれのチャンネルの個性が強調される。
一方ニコニコ生放送は説明文くらいしかカスタマイズできる部分がないが、前述のようにコミュニティ性が高い部分が補っていると考えることもできる。



同時視聴者数の表示


これもニコニコ生放送だけの仕様ではあるが、TwitchやUstreamでは何人が同時に視聴しているのかをリアルタイムで知ることができる一方、ニコニコ生放送では累計の来場者数がカウントされている。
したがって、来場者数が1000人だったとしてもユニークユーザー数が1000人とは限らない。
おそらく、ユーザー生放送ではなく公式放送やチャンネル放送のための仕様だと思われる。(視聴者数を多く見せるため?)



日本のゲーム配信はニコニコ生放送という独自の文化の元に形成されているため、海外のゲーム配信とは若干の違いがあるが、海外のゲーム配信は「顔出し」と「収益化・寄付(Donate)」といった部分が最も大きな違いだと感じた。尚、Twitchで配信をしている台湾のユーザーが顔出し配信をしていることは少ない。


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