スマートフォンでも「PUBG」や「Fortnite」がヒットしたのは業界にとって重大な出来事
最近、モバイルプラットフォームで、「PlayerUnknown's Battlegrounds」や「荒野行動」、「フォートナイト」のようなバトルロイヤルシューティングゲームがヒットした。

「PUBG」は配信10日間で300万ダウンロードを達成した。このジャンルのゲームがスマートフォンでも、しかも日本でこれだけヒットしたのは、ゲーム業界にとっては重大な出来事だ。
数年前なら、スマートフォンゲームといえば、片手間にできる手軽さと携帯性が最大のウリであり、カジュアルゲーマーをターゲットにしたゲームを作る傾向が強かった。パズル&ドラゴンズや白猫プロジェクト、Fate/Grand Orderなどが良い例だ。
しかし最近になり、「PUBG」や「Fortnite」であったり「リネージュ2:レボリューション」のような、以前ならPCを主戦場としていたような本格派のゲームがスマートフォンで展開され、さらに成果を残す事もできている。
ゲーマーの目線では「PUBG」のような対戦型のシューティングゲームを物理ボタンで操作しないスマートフォンでプレイするのは苦行のように思えてしまうが、実際にはそれについての批判は目立たず、すんなりとユーザーに受け入れられたのはゲーム業界にとって大きな出来事だったはずだ。

かつてCall of Dutyやバトルフィールドのような本格的なFPSゲームが2000年代の前半にPCゲームとして登場した。
その後、PS3やXbox 360といった家庭用ゲーム機にも移植されるわけだが、当初からFPSやTPSのファンはこのジャンルのゲームを家庭用ゲーム機でプレイするのは無理があると考えていた。ゲームパッドだとマウスよりもエイム(照準あわせ)が難しく、フラストレーションになると思われた。
実際、ゲームパッドでエイムをするのはマウスよりも難しいのだが、FPS・TPSジャンルのゲームもすんなりとコンソールゲーマーに受け入れられ、家庭用ゲーム機への進出で大幅に躍進したのは言うまでもない。
多くの人にとって、PS3やXbox 360というプラットフォームで遊べること自体が、マウスでエイムできる事より重要だったのだ。
それと同じように、「スマホで遊べるから」という理由でゲームをする人達にとっては、最初からPCやコンソールは選択肢に入っていないのだ。そういったスマートフォン中心のゲーマーは我々が想像するよりもたくさんいるということが改めて数字としてあらわれた。
PUBGやFortniteのようなゲームがスマートフォンでも受け入れられた事実は、操作感や快適さよりスマートフォンで遊べる事の方を重要視するユーザーがいかにたくさんいるかというのを知らしめる結果となった。
PCオンラインゲーム老舗メーカーであるNCSOFTが、今後全ての自社製タイトルをPCとスマートフォンでプレイできるようにするという指針を示したように、スマートフォンだからカジュアルゲームでなければならないという考え方は少数派になっていく事だろう。
とはいえ、モバイルゲームの場合、料金形態が基本プレイ無料でないと「高い」と言われて終わりなので、それに適した設計がされたオンラインゲームでないと成功は難しいかもしれない。
▼商魂も逞しい


「PUBG」は配信10日間で300万ダウンロードを達成した。このジャンルのゲームがスマートフォンでも、しかも日本でこれだけヒットしたのは、ゲーム業界にとっては重大な出来事だ。
PUBGやFortniteのようなゲームをスマートフォンで遊ぶ人がたくさんいる事実
数年前なら、スマートフォンゲームといえば、片手間にできる手軽さと携帯性が最大のウリであり、カジュアルゲーマーをターゲットにしたゲームを作る傾向が強かった。パズル&ドラゴンズや白猫プロジェクト、Fate/Grand Orderなどが良い例だ。
しかし最近になり、「PUBG」や「Fortnite」であったり「リネージュ2:レボリューション」のような、以前ならPCを主戦場としていたような本格派のゲームがスマートフォンで展開され、さらに成果を残す事もできている。
ゲーマーの目線では「PUBG」のような対戦型のシューティングゲームを物理ボタンで操作しないスマートフォンでプレイするのは苦行のように思えてしまうが、実際にはそれについての批判は目立たず、すんなりとユーザーに受け入れられたのはゲーム業界にとって大きな出来事だったはずだ。

かつてCall of Dutyやバトルフィールドのような本格的なFPSゲームが2000年代の前半にPCゲームとして登場した。
その後、PS3やXbox 360といった家庭用ゲーム機にも移植されるわけだが、当初からFPSやTPSのファンはこのジャンルのゲームを家庭用ゲーム機でプレイするのは無理があると考えていた。ゲームパッドだとマウスよりもエイム(照準あわせ)が難しく、フラストレーションになると思われた。
実際、ゲームパッドでエイムをするのはマウスよりも難しいのだが、FPS・TPSジャンルのゲームもすんなりとコンソールゲーマーに受け入れられ、家庭用ゲーム機への進出で大幅に躍進したのは言うまでもない。
多くの人にとって、PS3やXbox 360というプラットフォームで遊べること自体が、マウスでエイムできる事より重要だったのだ。
それと同じように、「スマホで遊べるから」という理由でゲームをする人達にとっては、最初からPCやコンソールは選択肢に入っていないのだ。そういったスマートフォン中心のゲーマーは我々が想像するよりもたくさんいるということが改めて数字としてあらわれた。
PUBGやFortniteのようなゲームがスマートフォンでも受け入れられた事実は、操作感や快適さよりスマートフォンで遊べる事の方を重要視するユーザーがいかにたくさんいるかというのを知らしめる結果となった。
PCオンラインゲーム老舗メーカーであるNCSOFTが、今後全ての自社製タイトルをPCとスマートフォンでプレイできるようにするという指針を示したように、スマートフォンだからカジュアルゲームでなければならないという考え方は少数派になっていく事だろう。
とはいえ、モバイルゲームの場合、料金形態が基本プレイ無料でないと「高い」と言われて終わりなので、それに適した設計がされたオンラインゲームでないと成功は難しいかもしれない。
▼商魂も逞しい
